野球中継ぎ選手に学ぶ、戦略家としての器

あなたはプロ野球を見たことがあるだろうか。

今日は仕事としてはあまり光が当たらない中継ぎ選手に学ぼうと思います。

プロ野球のピッチャーには先発、中継ぎ、抑えと3種類いるのをご存じだと思います。

先発、抑えそれぞれの仕事を見てみましょう。


先発ー先に自分のチームが点を入れるように相手
   チームを打たせない。

   相手チームに点を入れさせないようにする
   ことで、自分のチームのモチベーションを
   高める。


抑えー必ず相手チームを打たせてはならない。
   時には、点差を広げないようにする。


では、中継ぎの仕事を見てみましょう


中継ぎは、目立たない仕事です。

しかしながら、目立たないから自由がきく仕事といえます。


中継ぎー先発ピッチャーが不調 → 相手チームを
    打たせないことで、試合の流れを変える。

    先発ピッチャーが好調 → 抑えとしての
    仕事をして、抑えの選手に渡す。

中継ぎの仕事は戦略家といえます。


中継ぎの目線で考えましょう。

中継ぎがグラウンドに入る際、

 ①スコアボードを確認

 ②選手仲間の表情を確認

 ③走塁者はいるのか

 ④バッターボックスにいるバッターを確認

と4つの確認をします。

そして、キャッチャーに軽く球を投げながらどうするのか、考えます。


次に、キャッチャーとの意志疎通です。

キャッチャーは、試合に負けていたらなおさら、大差で勝っていても、キャッチャーの心は乱れています。

心の乱れはピッチャーへの球種のサインに現れます。

中継ぎピッチャーは、それを否定する必要があります。

これが、戦略家としての中継ぎなのです。

この戦略が出来ない中継ぎピッチャーは、打たれたり、抑えたりとブレます。

結果、心が仲間にも伝わり、モチベーションが上がらないのです。


あなたが中継ぎとしての働きかたを考えましょう。


それは、「メモをとる」ことです。

メモをとることで、成功してきた人は数多くいます。

歴史上の人物から現代の経営者まで。

彼らはとにかくメモ魔です。

他人にとっては耳から入り、耳から出ていく内容でも彼らにはメモしたい内容だったりするのです。

中継ぎとしての情報収集もメモ魔としての仕事です。

あなたは、メモを録る癖を身に付けなければいけません。

片時もメモ帳とボールペンを持っていなければなりません。

なぜボールペンか。

シャープペンシルだと書いているときに芯が折れてしまう、芯の補充が必要たからです。

では、メモ帳には何を欠けばよいのか?


何でもいいのです。


あなたが気になったこと、感じたこと、わからないこと、無駄だと思ったことと何でもいいのです。


例えば、

 ①1日のスケジュールを書く → 無駄な時間はないか

 ②相手の話を書く      → 相手の思考を知る

 ③あなたが考えたことを書く → あなた自身を知る

 ④気になったことを書く   → あなたの好みを知る

など、何でもいいので書いていきます。

書くことで色々と見えてくるのです。

一つ書く際に気を付けて欲しいのが、「継続する」ということです。

たった1、2回で知った気になると失敗します。

情報は継続してこそ見えてくるのです。

継続すればするほど、あなたのメモはビッグデータとなります。


中継ぎは短い時間でどう攻略するか答えを出します。

その前提となるのが毎日の情報なのです。

情報の積み重ねがあるからこそ、マウンドに上がっただけでどう攻略するか考え、実行できるのです。

あなたもメモ魔として、色々なデータを集めることで仕事・人生に迷いがなく、無駄がなく行動できるのです。


さあ、メモ魔としてあなたは最初に何を書きますか?