中国のTPP参加の障壁
なぜ中国がTPP へ参加するのか。
今日は考えてみましょう。
中国の主な貿易相手国は、アメリカ、韓国、日本です。
その他を含め中国はアジア圏内が主な輸出入国です。
今回、TPPにアジア諸国だけではなく、アメリカが加わったことで、中国国内では何が起きたのでしょうか?
▼中国からの見方( TPP不参加の場合)
①今、中国国内では人件費が高騰し続け、海外からの
製造工場が少しずつインドネシアなどの人件費が
安い国へ移転しつつある。
②今まで輸出入で中国が中心となっていたが、アメリカ
が TPPに参加により、アメリカが実権を握ってしま う。
③他国間の関税撤廃により、関税が掛かる中国の輸出量
が減る。
④輸出量が減ると収入が減り、経済・軍事が弱くなる。
結果、交渉の際は立場が弱くなる。
もし、中国が TPP参加となったとしよう。
その場合、中国には大きな壁が立ちはだかる。
▼ TPPの壁
①環境
中国の環境汚染は凄まじい。
今まで環境には発展途上国という立場を利用し、汚染
をそのままにしてきた。
②紛争
中国とチベットの紛争は終わらない。
中国は紛争はないといってはいるが、この問題をどう
するのか。
③知的財産
すなわちコピー商品のことである。
中国国内でも取り締まりは行われてはいるが全く
減らない。
コピー商品の存在が今の中国を作ったといえる。
まだまだあるが、 TPPではこういった内容の交渉が
行われていくのである。
中国はこの条件をどうするのか。
あと中国主導の銀行 A I I B の存在である。
これがどうかかわってくるのか。
中国の今後の動向が気になります。