コーチの目線2

野球を習慣から見てみる。

例えば松井秀喜
松井はプロ入団当初、長嶋茂雄に呼ばれ畳の上で何回も素振りをしたそうです。
松井の強さは、腰にあります。

腰の強さはとはどういうことか?

バッターはピッチャーがどんな球種、コースに投げられても打てるのが理想です。
だが、どんな球種、コースに来るのかはわからない。
バッターは球種、コースを知る必要があります。
そして、動く球にタイミングを合わせる必要があります。

問題はここから。球種、コースを知るにはどうしたら良いか?
タイミングを合わせるにはどうしたら良いか?

①勘に頼る
②ピッチャーの癖を見抜く
③動く球を長く見る
の3つである。

松井が選んだのが、③動く球を長く見るです。
しかし、ピッチャーの手から放たれた球はキャッチャーミットに入るまで時間は短い。
この短い時間で、タイミングも合わせなければいけない。
毎回、同じスピード、コースであればタイミングを合わせるのは容易である。
しかし、毎回違うスピード、コースとなればタイミングを合わせるのは難しい。
どうやって動く球を長く見続けるか。
松井が選んだのは、「腰を速く回す」ことであった。
松井自身が自然に身に付けたのか、自ら考えて身に付けたのかはわからないが、松井自身が選んだことには違いない。
バッターが振り抜く際、腰を回す。
松井の場合、他の選手よりも腰を回すのが速い。
腰を速く回せると少しでも長く球を見続けることが出来る。
長く球を見続けることが出来るとタイミングを合わせやすい。

松井の習慣は素振りにあるのだろう。
それも他の選手とは異なり、腰を意識しての素振りだと思われる。
腰というより、体幹を意識してという方が正しいかも知れない。
ハンマー投げ室伏広治も同じ習慣を持っていると思われる。
室伏広治も体幹を意識したトレーニングをしている。

習慣があなたの人生を作る。
あなたは、あなた自身の習慣をどう作り上げますか?