必ず達成する人が持つ4つの価値観

必ず達成する人になるにはどうするか。
挙げたらきりがない。
今回、必要な4つのことを挙げていく。

【①余裕がある】

余裕がある=堂々としている
余裕があるのは見た目に安心できる。
リーダーシップを発揮しようとしている人は是非、身につけなければならないのが余裕である。
何かあったときに、おどおどした人を見ると不安になる。
堂々とした人を見ると安心する。

余裕は何処から来るのか。
結論からいうと、「心」である。
心は喜怒哀楽の感情が生まれる場所である。
(心=脳であるがここでは心で統一する)
恐怖も心が誕生の場所である。
人の心は千差万別であるが、全て心の状態によるものだ。

では、余裕がないとはどういうことか。
心は太い軸。家でいう大黒柱。大黒柱が不安定になれば、家は傾き仕舞いには潰れる。
余裕がないとは心が不安定ということ。
心の中で不安が膨らみ、心のキャパシティを超えた時、心が不安定になる。
心が不安定になれば、自律神経が正常に働かなくなる。心のキャパシティを大きく超えると、うつ病自律神経失調症円形脱毛症などの病気になる。
心のキャパシティは、あなたの体験、リアルに感じる位の想像力があなたのキャパシティの大きさとなる。

余裕があるとは、余裕がないの反対であるから、心のキャパシティが大きいと云える。
色々な体験をした人、リアルに感じるくらいの想像力が大きい人が該当する。
キャパシティが大きい人といって浮かぶのは、修行僧や冒険家である。

修行僧や冒険家は、極限の体験を自ら進んで行っている。
自ら進んで行っている為、キャパシティの極限を超えても、自らの意思で不安を押さえている。
極限を超える体験を毎日身体で感じることで、次第に身体(脳)が慣れる。身体が慣れることで、自らのキャパシティを大きくなっていく。
なおかつ、極限の体験は生きるか死ぬかの境目をさ迷う。
極限の体験は必然的に考え方も極限になる。普段の生活では考えない「生きる為にはどの行動をとるべきか」考えるわけで、極限の考え方も次第に慣れ、当たり前になる。
となると、普段の生活に戻れば極限の考え方をしなくてもよくなり、その分余裕が生まれる。すなわち、余裕がある人ということだ。

しかしながら、普段の生活に必要がない極限の体験を無理にやるのはどうかと思う。
では、どうすることで、余裕を持つことができるのか。
それは、心が揺れないようにすることだ。具体的には、不安が心のキャパシティを超えないようにあなたが感じる不安は何が問題で起こっているのか考えることだ。
考えるということは、「私は不安をもたらす問題を知っていますよ」と自らの心に話しかけるということです。
また、あなた自身のリアルに感じる想像力を大きくすることも大切です。今後のあなたが何をすべきか、今後起こるであろうことを想像することで、キャパシティを大きくすることができる。

【②信念がある】

信念とは、曲げない考え方とでも言ったらいいのか。
これと思ったら何が何でもその場所へ進んでいくのが信念である。自分をいかに信じることが出来るのかがあなたの信念の強さである。
かつて、ダイエー中内功さんがいたが、中内さんはワンマン社長と言われた人だ。これも信念の影響である。
信念がないと進む先の方向が定まらない。
沖へ船で出たのはいいが進む先が定まらないので舵がとれない。信念は地図みたいなものである。
では、信念を持つと決めたところで信念を持つことは難しい。
すぐに持てるものではない。
なぜなら、信念を持つには理由が必要だからだ。
それも、あなたがしなければならない理由が必要だ。
もし、あなたがしなければならない理由を持たずに信念を貫こうとしたならば、進む途中で自らの心に疑問が沸き起こる。「本当にこのままで良いのだろうか?もっと違うやり方があるのではないのか」と。
違うやり方の方が良ければいいのだが、少し進むとまた同じ疑問が沸き上がってくるものだ。
その疑問が沸き上がらないようにするためにも、しなければならない理由が必要なのだ。

しなければならない理由は、自らの体験、考えから導き出される。
あなたが体験から得たこと、あなたが日頃考えていることが理由の元になる。
しなければならない理由として良いのは貢献である。東日本大震災で皆一つになったように、貢献する思いのパワーは凄まじい。
人は貢献の為に生まれたよな気がしないでもない。
他には、数字(データ)が挙げられる。数字は絶対である。
今の状態とゴールを数字に置き換えることで進捗具合を計ることができるからだ。
こういった、ぶれない理由を信念にして欲しい。

【③決断力がある】

人は何か行動を起こす時、必ず決断している。
朝起きてから夜寝るまであなたは自分の意思で決断している。
皆さんが思う決断ができる人というのは、迷った時に方向を決めてくれる人のことと思う。

人が決断する時、決断の基準としてあなたの体験が元になっている。その基準を元に将来像が小さい範囲内で収まる場合は大丈夫、大きい範囲内の場合は決断してはいけないという結論を出す。
基準は体験によってあなたが学んだ量といえます。
この基準は数字でいえば、5とか8といったひとつの数字ではなく、3~11といった範囲が基準になります。
基準は体験が大いに左右します。
小さい体験をした人の基準が1~3とすると、大きな体験をした人は、1~20と全く違います。
小さい体験をした人よりも、大きな体験をした人の方が決断力があります。
体験は大きい、小さいだけではなく、多い、少ないがあります。
もちろん、多い体験をした人の方が決断力はあります。

余裕の時にお話をした、極限の体験をした人は日常生活を送っている人よりも、多くの体験をしているので基準が広く決断力があります。
また、人生経験が長い人の方が決断力があるといえるでしょう。

あなたが決断力を上げたいと思うのであれば、色々な体験をすると良いです。 
仕事でもいい、趣味でもいい、遊びでもいい、ボランティアでもいい、とにかく多くの体験をしてください。
多くの体験をすればするほど、あなたは学びます。
その学びがあなたの基準を作り、基準を拡げるのです。

【④変化に対応する】

変化というのはどういう時に起こるのか。
それは、外的な変化、内的な変化が原因で起こります。
外的な変化は環境です。人工的な要因、すなわち経済、政治、金融が挙げられます。
内的変化は自分自身の心、考え方です。
あなたが浴びる情報が、あなたの心、考え方を変えます。
変化は対応するとはこの外的な変化、内的な変化に対応することです。

前に挙げた信念、決断力も変化の対応に関わってきます。
だだ、残念なことに、信念、決断力があればあるほど、変化に対応できなくなるのも事実です。
ダイエー中内功さんは自らのワンマンでダイエーをダメにした。よく雪山での遭難のニュースが流れるが、雪山に慣れた人程、悪天候の雪山へ行き遭難する。
信念が強すぎると自信過剰になってしまい、変化を聞き入れなくなってしまうのです、
もしかしたら、自ら変化していくことに恐怖を感じているのかもしれません。
変化するということは、進んで行ってきた道を変えなければなりません。
右に曲がるか、左に曲がるか、あるいは戻るか。
いずれにしても、新たに進むべき道を作り上げなくては行けません。
もしかしたら、ライバルに先を越されるかもしれません。
それが恐怖となります。

あなたは何とかしなければならない。
変化に対応していかなければなりません。
恐怖に打ち勝たなくてはなりません。
では、どうするか?

新たな道を作る、自らに言い聞かせる、思いきって全てを辞めるの3つがあります。
決めるのはあなたです。

物事は順調にいかないものです。
ハイウェイのように真っ直ぐではありません。
カーブがあり、分岐点があり、信号がありと複雑です。
進んだり、止まったり、選んだりと変化に対応しながら進んでいくのです。
かつて、ダイエーは変化に対応できずに失敗してしまいました。
今、全国にある百貨店も変化に対応できずに閉店しています。
あなたも、年功序列から実力主義への変化にぶつかったはずです。そこで変化に対応できなかった人たちは、取り残されました。
ダーウィンの進化論ではないが、進化は変化です。
変化したものだけが今、生き残っています。

あなたは変化に対応できます。なぜなら、あなたは余裕があります。信念もあります。決断力もあります。
ただ、あなたに欠けているものがあります。
それは、「自分自身に自信を持つこと」。
あなたは気づかないふりをしているだけです。
認めてください。私は自信があると。
認めることからスタートです。